みなさんこんにちは。
ごぶさたしております。 

ご無沙汰しております。先日やっと18歳になり、日本では来夏より選挙が、NZでは成人扱い年齢に達しました。これからもいろんなことに挑戦していきたいと思っています。
ラグビーワールドカップ2015はNZの二連覇をもって終了し(いつの話や、すみません・・・)、
日本国内のラグビーはトップリーグの開幕や各選手のスーパーラグビー挑戦でいまだに熱を放っています。

一方、 先日フランス、パリでは同時多発テロが発生しほんとに多くの方々が被害にあわれました。
日本国内はわかりませんが、NZでもこのニュースは継続的に報道されており、またG20が開催されることもあり、各国のこれからの動きにも注目が集まっています。

そして一方NZ国内では国旗を変えるかどうかの話題も大きいです。
今回は少しそれらを交えて書きたいと思います。
 



「テロ」とはそもそも、暴力によって何かを主張することを指します。
暴力でしかなにかを主張できない状況にあることは即効的な解決方法なありませんがそれでもすぐに
着手しなければならない問題だと思います。
 それでもやはり、多くの無実の人々を巻きむテロは許されるものではありません。
一方、シリアやパレスチナではそれ以上の人々が日々被害にあっているのにもかかわらず、
これほどの取り上げ方がされないのはやはり、人権的な平等も進んでいない現状が垣間見えます。

世界を変えることはなかなかできません。
時間も、お金も、力も、権力も。今の僕には何が必要なのかもわかりません。

しかし今僕が一番問題だと思うのは、『日本』だと思います。

日本は世界で唯一の被爆国であり、第二次世界大戦の敗戦国であり、また島国で且つ自然災害大国であり、
アジアでも、世界でも有数の経済大国でもあります。

その日本の、ビジョンが見えてこない。
政権批判ではありません、『国民の思うこれからの日本のビジョン』が見えないんです。

「自分たちには関係ない」
「どうせ何やっても変わらない」
「俺らが考えることじゃない」

大部分の人が波風立てないように、関わらなくていいように他人ごとにしているうちに、
日本は民主主義ももう崩壊の危機です。
国民の意思と議会は連動せず、選挙も名ばかり。
若者の選挙離れ?そんなの当たり前です。
効果の出ないことに時間を費やすことができないのは今も昔も同じです。

日本をどういう国にしたいのか、もっとまじめに考える人が増えてほしいんです。
それはそれぞれの政策はもちろん、外交、国家的な投資もそうです。
国民の判断でものごとを決められない状況。

どういう国を作るのか、施政者だけでなく、間接的施政者である国民も、ある程度のビジョンは持っておくべきだと思います。

いまニュージーランドは、歴史的な分岐点にいます。
国旗を変えるか、という点です。
マオリにもっと配慮した、ニュージーランドのための国旗に変えよう、と。
オープンに開かれた選考会、透明化された手続き。
そして街中には広告が至る所にあり、
現在は5つに絞られた候補から、変えるとしたらどれにするか、を決める投票を行っています。
最終的には来年、今のものか、(今の投票で決まったデザインに)変えるかの投票を行います。

NZ flag
5つの候補旗

国民がしっかりと主権を握っている実感のある政治です。
そういう政治運営が、行われないと、いずれ日本は大変なことになる気がしてなりません。

今回は留学で感じた日本の矛盾、でした。